株式会社Abejaさまのインターンにイッターン
インターン終了から時間が経ってしまいましたが、残します。
緊張しすぎて眠れない日々
今回インターンをさせていただいた株式会社Abejaとは、生体認証の技術を持つITベンチャー企業です。社員、役員合わせては数名で、和気あいあいと、インターン中は主に開発業務を行っていました。
インターンは8月5日から8月23日の19日間。実は7月半ばごろから、きたる8月5日まで、「毎日死ぬほど緊張した日々を過ごしていました」。1.食欲不振、2.不眠、3.集中力の低下など様々な症状がありました。私は気弱なのです。かなり。インターンが怖かったんです。
当時を振り返ってみると「普段の不規則な生活リズム、毎日遊びほうけてる自分が、社員、役員数名のベンチャー企業なんかに行って、迷惑ではないのだろうか」という考えがずっと頭をよぎっていたんだと思います。
私が会社の中で働いている姿を見て、周りの方のやる気をガクンと落とすとか、大変な毎日をもっと大変にするような行動をしてしまいたくない...とそのことばかり考えていたと思います。
オーダーメイド型のインターンだからこそ、救われた
8月4日、前乗りして早速会社を訪れ、今後のお仕事の内容を確認しました。僕はそこでかなり救われた気持ちになりました。なぜなら、開発経験があるプラットホームの開発を任されたからです。どのようなお仕事を任されるのか、そのときまで、ドキがムネムネだったと思います。開発する際の勝手が少しでもわかるとは、本当に救われたと思いになりました。お仕事の内容を聴いたとき「やった!!」と思わず叫んだことを今でも覚えています。はい。インターンが恐怖から楽しみに変わった瞬間でした。うっし!やるぞと。
あらゆる経験
フロントエンドの開発を任された僕は、とてもチャンスを感じたのです。僕がやりたいと思っていた仕事が用意していただいたためです。コーディング、画面デザイン、企画、すべてを私たちインターン生で考えて、所々指導を頂く。物凄く裁量の多いお仕事をさせていただいたと思います。19日間で技術的、知識的な成長は物凄いものです。
技術的にも成長しましたが私は、19日間で技術だけをではなく様々なことを学びました。
例えば、「製品が実際に使われている現場を見に行く」体験だったと思います。
これには今までに無い感動を覚えました。会社の同じ部屋で社員の方が「何を作っているんだろー」ずっと気になっていたモノが、ああ、こんなすごいものを作っていたのか!
大きな企業だと、至る所に自社製品なるものはあるかもしれません。家に帰れば、数社に及ぶ家電がずらりと待ち構えます。どこにでも、その企業の製品があるということ、それは確かにすごいことですが、私が感動したことは「社員数名という小さな会社でも社会にこれほどインパクトを与えるモノをつくれる」ということでした。たとえ僕一人で、なにか行動を起こしても、社会に影響を及ぼせる可能性があることを知る経験になりました。
「Abeja」でしか出来なかったインターン
技術的にすごいインターンなら、他にもある。でも、技術もやりたくて、デザインもやりたくて、企画もやりたくて...。そんな贅沢でありがたいインターンも、他にもあったかもしれません。普通ならこれでお腹いっぱいだったと思います。本当に十分です。刺激たっぷりです。
しかし、この学部3年というタイミング、そしてAbejaでしか学べなかったことはあります。それは、人生について考えるということです。
僕が将来やりたいこと、目標を真剣に考える時間を用意していただき、社員、役員の皆様からたくさんフィードバックを頂きました。忘れていた目標や、夢の考え方を思い出させてくれました。目標、夢を考えることがこれほど楽しかったことを思い出しました。漠然と考えていた夢が少し鮮明になりました。世界中の道を走りたい、好きな車で風を切って走りたい。イタリア車に乗って、道を走る優美な僕の姿...。カーッ(笑)
会社で働くこと。考え方の変化
世の中に様々なタイプの会社があると思います。今まで私は、自分とその会社の相性の良さを知るために「なにをつくる企業なのか」「福利厚生はどうなのか」「私に取って学びが多いか」という尺度で計っていたと思います。
しかし、3週間、インターンで体験させてもらって感じたことは、自分との相性がいい会社とは、きっと「自分の哲学、考え、楽しいと思うこと」が、如何にその会社の持つ理念と一致するか。その度合いを計るべきなんだと思います。
そう思うと、働くことの意義、自分は何を行いたいのかを、今の自分が納得するまで考えなければならないはずです。私は正直なところ、やっぱり自分の人生目標がなんなのか、まだ見つかりません。
様々な経験をし、いろいろな人から話を聴いて、自分を見つめ直す期間が欲しい。私は、だから大学院に進学したいと最近になって考えるようになりました。2年間、社会に出られないことはもったいないかも知れませんが、僕にとっては必要な時間なのかもしれません。
最後に
この場を借りて、株式会社Abejaの皆様、そして一緒に活動をしてきたインターン生の方々、本当に貴重な体験をさせていただいたと思っています。今思うと、もっとお仕事をがんばっておけば良かったと思います。その分、これからの学生生活を楽しむつもりです。
3週間という間、お忙しい中、本当にありがとうございました。次、ご一緒に働けることを楽しみにしています!
長文失礼しました。